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宅浪で医学部!

宅浪で医学部医学科に合格した管理人りゅうです。 医学部へ行きたいけどどういう勉強をすればいいか分からない、あるいは 勉強をしているけど結果が出ない人にアドバイスをしていく。

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いよいよ勉強開始・・・その前にやること

晴れて宅浪を認めてもらい、さっそく勉強といきたいところですが
勉強をする一番初めにやらなければいけないことがあります。

それはゴールを見定めるということです。

これから11ヶ月、いやセンター試験までなら10ヶ月しかありません。
そのわずかな期間で何かを変えるって難しいんです。特に学力なんてものは。

だからこそ、目標をしっかりと決めてそこに一直線に進まないといけないのです。目標といっても「センター試験で800点取る!」とか「東京大学に行く!」なんていうのは目標ではありません。それらの目標は漠然としすぎて夢を語っているにすぎません。

勉強を開始する前にまずやるべきことは志望校を想定してください
たいていの場合、大学受験というのはセンター試験という共通の試験を受けた後、志望する大学に願書を出して、その大学の個別試験を受けてその両方の成績のよかった人が合格できます
そして、この個別試験は大学によって受験科目も配点も問題の傾向もさまざまなんです。
もちろん、センター試験でもその受ける大学によって必要科目や多少の配点の傾斜の違いがあります。

つまり、あと11ヶ月という短い期間で合格を勝ち取るには、自分が行きたい大学に合わせた勉強をしていかないといけないのです。というより自分が行きたい大学に合わない勉強をすればするほど、合格率はどんどん下がっていきます。

ところが予備校では、色々な大学を受ける人が集まっているのに、テキストの問題は一緒です。クラス分けがあったとしても、せいぜい「国立医学部クラス」だとか「ハイレベル国立医学部クラス」だとかだと思います。そもそも「ハイレベル」ってなんだって感じですよね。
まるで「国立医学部クラス」の人は「ハイレベル」に入れなかったからそのクラスにいるみたいでそれを思うだけでなんかもう合格できないんじゃないかという気さえします(笑)
大学によって傾向が大きく異なるのでハイレベルな国立医学部に受かったとしても、
低レベル(?)な国立医学部に受かるとは限らないんです。

さて話をもどしますが、志望大学を想定するのは多分誰でもやるでしょう。
しかしただのフィーリングで「東京大学」と決めてはいけません。
ではどのように志望大学を決めていくのか次ページで紹介したいと思います。
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志望校選び

志望校はフィーリングでなんとなく決めてはいけません。
なぜなら、センター試験の結果が分かってから行きたい大学に願書を出すからです。
つまり、まだセンター試験を受けていない段階でいくら志望校を決めたとしても
いざ、センター試験の結果によって志望校が変わることがよくあるんです。

おそらく今は絶対この大学にしかいかないんだ!、意気込んでいても、いざセンター試験が終わってその結果が悪いと、もうどこでもいいからいけそうな大学に行こう、と思うものです。
そこで、急に湧いて出てきた大学の赤本(過去問集)を購入しても、おそらく対策が間に合わないと思います。センター試験後の大学の合格判定や、偏差値上では合格できそうでも実際に受けてみると落ちたなんてことはよくあるはずです。そういう人は、大学を偏差値やセンター試験で必要な点数でしか見ていないので「運が悪かった。変な問題がばっかりだった!」などと言い訳をするのです。運が悪いもなにも、落ちて当然なんです。むしろそんなお粗末な対策で合格する人が運がいいだけなんです。

じゃあ、今志望校を決めたって意味ないじゃないかと思うかもしれません。でも、そうじゃないのです。センター試験の結果を仮定して志望校を決めればいいのです。

例えば、国語が苦手とします。すると、センター本番では間違いなく国語で高得点は取れません。
ならば、あえて最初から国語の配点がそこまで大きくない大学を志望校にすればいいのです。
例えば、

国語 数学 理科 社会 英語 合計
A大学 300 200 150 50 200 900
B大学 100 200 200 100 300 900

だとします。そして、実際にセンター試験で国語130/200、数学170/200、理科180/200、社会90/100、英語180/200取れたとします。745/900点ですので、医学部を狙うには少し不安な得点ですね。ここで、もしA大学とB大学を受けるとして比較すると、

国語 数学 理科 社会 英語 合計
A大学 195/300 170/200 135/150 45/50 180/200 725/900
B大学 65/100 170/200 180/200 90/100 270/300 775/900

その差はなんと50点。同じ実力でも、受ける大学によって50点も開きが出るのです。

しかし、個別試験がありますから、センター試験後急にB大学を受けてもB大学を目指してきた受験生には勝てません。
だからこそ、最初から想定しておくのです。国語が悪かったらこの大学、国語がよかったらこの大学、全体的に得点が低かったらこの大学、高得点が出たならこの大学を受けるという風にさまざまな場合を想定で志望校を決めるのです。
僕は10通りの場合を想定しました。10個の受けるかもしれない大学を決めたのです。
このとき、僕は代ゼミのデータリサーチを使いました。現役のときに学校から配られたものです。また、受験の必須科目や配点の情報は変更されます。だから、僕は代ゼミの公式サイトを見て、最新情報を手に入れていました。

そして、問題の傾向を確認します東進ハイスクールの公式サイトを見れば、ほとんど全ての大学の過去問を見ることができます。そこで、10個の志望大学の過去問を確認しました。
そして、過去問の難易度別に10個の志望大学を分けました。もちろん教科ごとにです。
第一志望校は、問題の難易度、偏差値の高い大学をあえて設定しました。なぜなら、やや高めの大学を第一志望校にすることで、第二志望校以下の大学なら行けそうだという状況を作りたかったのです。つまり、第二志望校が本命となります。また、夏になったらこれら10個の志望大学の赤本(過去問題集)を解いていきます。

塾に通っていた時は、塾の先生にそういうことは全部任せていた気がします。
でも、塾の先生って案外、そういう最新の受験情報には疎いんです。
たいてい、彼らのいうことはデタラメだったり一般論に過ぎないことばかりです。
自分が受験をするのだから、大学受験情報も自分で仕入れましょう
人任せにはできないほど大切なことですから。

そして、志望大学を決めるのにもう一つ重要な点があります。
期待を抱きすぎないことです。あと11ヶ月で伸びる学力なんてたかが知れています。
僕の場合だとセンター試験が現役時が726/900、一浪時で787/900です。
記述模試の偏差値でいうと現役時が平均で58、一浪時で70です。
大成功してもこれくらいの伸びです。ですから東京大学理科三類(医学科)だとか
合格に遠く及ばないところは避けるべきです。
全国探せば、比較的入りやすい医学部が存在します。そこを目標のメインとしましょう。
とにかく、どうしても地元の大学がいいだとか、こっちのほうがかっこいいとか、そんなくだらない理由で決めないでください。入念に想定して、過去問をしっかり見て、自分の手がギリギリ届きそうなレベルの大学を選び出すことが大切です。

勉強の計画の立て方

僕は、さきほど述べた方法で志望校を一日かけて選びました。
なぜ、ここまで念入りに選んだかというと、現役時代、センター試験が終わってから
受験校を急遽変えたのです。判定はA(合格率80%以上)でしたが、落ちました。
ですから、順調にいかなかったときの場合を想定しておくことが大切です。

さて、いよいよ勉強かと思うかもしれませんね。しかし、まだ勉強はしません。
次は、勉強の計画を立てます。

そのためにはまず、どの教科が大切かということを分析しなければいけません。
たとえば、

教科 国語 数学 理科 社会 英語 合計
センター試験の配点 200 200 200 100 200 900
個別試験の配点 0 300 300 0 200 800
合計 200 500 500 100 400 1700


この場合だと、数学と理科が500点、次に英語が400点、その次が国語で200、最後が社会で100点だと分かります。つまり、国語や社会は後回しにして、まず数学と理科をやったほうがいいということなんです。第一志望校から第三志望校くらいまではなるべく同じ方向の大学にしたほうが勉強の計画はしやすいと思います。

僕の場合は、数学がとても重要でした。それなのに、数ⅢCもまともに終わっておらず、まず数学をやらなければいけないと思いました。

それではここからどのように勉強計画を立てるのかというと、「長期的計画」と「今日の計画」の二つの計画を立てます「長期的計画」は今から夏までのおおまかな計画、「今日の計画」はまさに今日する勉強です。夏以降の計画は夏になってまた考えます。夏には医学部模試や全国模試等、たくさんの模試があると思います。それらの模試を本番に見立て、そこに向けて勉強します。

僕の場合、「長期的計画」は以下のようになりました。
  • 数学:志望校では、数ⅢCと数B、数Aがメインなので、4~6月で数ⅢCを一通り終わらせる。数B、数Aは6月から開始し、7月までに一通り終わらせる。
  • 化学:6月から基本的な問題集を開始し、7月に発展的な問題集をやる。
  • 物理:6月から基本的な問題集を開始し、7月に発展的な問題集をやる。
  • 生物:5月中に一通り終わらせる。問題を解くのは7月から。
  • 英語:毎日少しずつ進める。
  • 日本史:4月中に一通り終わらせる。7月から細かい部分の暗記をする。
  • 国語:月に一回程度、実戦模試を解く程度でいい。
また、「今日の計画」は毎日その日に立てます。例えば、4月のある日だと
  • 英語:問題集の18~20と単語帳901~1500暗記
  • 日本史:教科書P55~P80
  • 数Ⅲ:残り全ての時間を費やす。できれば今日中に問題集の2章を終わらせたい。

というように計画を立てる。計画を立てるのはとても楽しいので
「今日の計画」は朝起きてすぐに立て、勉強するぞーというテンションを高めます。
そうすることでスムーズに勉強へと入ることができるのです。

次は「長期的計画」と「今日の計画」を立てるコツを説明したいと思います。

長期的計画のコツは多くの科目を同時進行させない!

「長期的計画」を立てるコツを説明したいと思います。
基本的に浪人生の場合、夏までが勝負だと思っています。
なぜなら、現役生は夏ごろから急激に成績を上げてきます。
つまり、夏以降どれだけがんばったとしても現役生の伸びには対抗できません。
夏までにどれだけ現役生より成績を上げられるかです。
あとは逃げ切って受験競争を勝ち抜くのがスタンダードです。

しかし、「じゃあ夏までに難しい問題集をいっぱい買って片っ端からやってやるぞ」と
なってしまうのは多くの浪人生が陥ってしまうなのです。

浪人生だから現役生よりできるわけありません。本当にそうなら現役で合格しています。
現役生より基本ができていないからこそ浪人しているわけです。
そこを勘違いして「俺は基本からやる必要なんてない。」などと言い切るのはおこがましい。
素直に基本的な事項から抑えていきましょう。
基本事項を完璧に抑えることができれば、普通の医学部医学科であれば
十分に合格圏に届きます。
東大、京大やその他少し問題が難しい大学についてもまずは基本の理解が必要です。

夏までには個別試験の受験科目である数学ⅢCⅡBⅠAや物理、化学、生物などの
基本的な範囲を一通りは終わらせることが目標となります。
この状態で夏の模試を受けてほしいのです。
そうなるように計画を立ててほしいのですが、注意点があります。

それは、あまり多くの科目を同時進行させないことです。
たとえば、数学、化学、物理を毎日少しずつ進めるのではなくて
数学が一通り終わったら、化学へ。化学が一通り終わったら、物理へ、というように一気に一つの教科を終わらせた方が効率がいいでしょう。
なぜなら、毎日少しずつ進めても全く進んでいる気がしないのです。
そのためやる気が全く出ません。
また、人間はすぐ忘れます。一日2時間ずつ、数学、物理、化学を進めるような進み方だと
一週間後にはその内容はほとんど覚えていないでしょう。
二週間くらいずっと数学をやっていれば、脳が数学に順応して
一週間たったとしてもそこまで忘れていません。(これは僕の経験則ですが・・・)
それに、ぐんぐん進むのでなんだかすごい勉強ができている気がしてやる気が出るのです。

一旦、数学という範囲を一通り終わらせてしまえば、あとは一日に1時間数学をやるだけの
メンテナンスで数学力を維持できます。
受験勉強のポイントはちびちび進めず、一気に終わらすのがコツなのです。

つまり、計画としては、たとえば
3月数ⅢC
4月数ⅢC
5月数ⅢC数B
6月上旬化学
6月下旬物理
7月数Ⅱ、数A
というような感じになります。この科目以外を全くやらないわけではありません。
上の場合で言えば、6月は理科ですが、3月~5月で終わらした数ⅢCなどは
一日2時間くらいは時間を取って、忘れないように維持する必要があります。
このときは数ⅢCは発展的な問題集を解きましょう。

一度に多くの科目を同時進行させず、一つの科目をやり切って次に移るのがコツだとお伝えしましたが、例外があります。

それは英語と国語です。
この二教科は一気にやったからと言って実力が目に見えて上昇するわけでもなく
時間対効果の薄い教科です。
今までの学習の積み重ねが生きる教科です。
今まで真面目に勉強してこなかったみなさん(僕もそうでした)は
この二教科は得意ではないと思います。
僕は一時期、英語の偏差値が45でした。(こんなやつが医学部を目指したから驚きです!)
この二科目に時間をかけるのはあまりよくないですが
医学部医学科の場合、英語は結構重要でもあります。
ですので、毎日2時間程度、英語だけはちびちび進めるのが一番時間対効果の良い方法だと思います。
国語に関してはほとんどの場合、センター試験でしか受ける必要のない科目ですので
150程度取れるなら夏までは無対策でいいでしょう。
140切るのが普通の場合は、140は絶対に切らないところまでは努力で持っていけますので
後々の国語の勉強法を参考にしていただきたい。

「今日の計画」を立てるコツ

「今日の計画」の立て方のコツですが
毎日少しずつ進めるような科目は一日の最初に終わらせてしまいましょう。
最後に持ってくると、結局できずに次の日に持ち越すと借金のようになってしまいます。
ですから、まず最初に毎日少しずつ進める科目をやって、残りの時間をその時期に主にやってる科目に費やしましょう。

計画は半分進めばいいほうだとよく言われますが全くその通りで
計画通りにはいきません。
それなら最初から少しきつめに計画を立ててみるのもいいかもしれません。
そっちのほうが自分も焦って勉強するし、計画通りにはいかなくとも
勉強は意外と進んでいるなんてことになるかもしれませんからね。

ただし、目的は計画を遂行することではなくて
勉強した内容を定着させることです。
計画通りに行かせるために雑な勉強をするのは本末転倒です。
質のいい勉強をすることを心がけましょう。
少々勉強が計画通りにいかないくらい当然ですので。

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