僕は、さきほど述べた方法で志望校を一日かけて選びました。
なぜ、ここまで念入りに選んだかというと、現役時代、センター試験が終わってから
受験校を急遽変えたのです。判定はA(合格率80%以上)でしたが、落ちました。
ですから、順調にいかなかったときの場合を想定しておくことが大切です。
さて、いよいよ勉強かと思うかもしれませんね。しかし、まだ勉強はしません。
次は、
勉強の計画を立てます。
そのためにはまず、
どの教科が大切かということを分析しなければいけません。
たとえば、
教科 |
国語 |
数学 |
理科 |
社会 |
英語 |
合計 |
センター試験の配点 |
200 |
200 |
200 |
100 |
200 |
900 |
個別試験の配点 |
0 |
300 |
300 |
0 |
200 |
800 |
合計 |
200 |
500 |
500 |
100 |
400 |
1700 |
この場合だと、数学と理科が500点、次に英語が400点、その次が国語で200、最後が社会で100点だと分かります。つまり、国語や社会は後回しにして、まず数学と理科をやったほうがいいということなんです。
第一志望校から第三志望校くらいまではなるべく同じ方向の大学にしたほうが勉強の計画はしやすいと思います。
僕の場合は、数学がとても重要でした。それなのに、数ⅢCもまともに終わっておらず、まず数学をやらなければいけないと思いました。
それではここからどのように勉強計画を立てるのかというと、
「長期的計画」と「今日の計画」の二つの計画を立てます。「長期的計画」は今から夏までのおおまかな計画、「今日の計画」はまさに今日する勉強です。夏以降の計画は夏になってまた考えます。夏には医学部模試や全国模試等、たくさんの模試があると思います。それらの模試を本番に見立て、そこに向けて勉強します。
僕の場合、「長期的計画」は以下のようになりました。
- 数学:志望校では、数ⅢCと数B、数Aがメインなので、4~6月で数ⅢCを一通り終わらせる。数B、数Aは6月から開始し、7月までに一通り終わらせる。
- 化学:6月から基本的な問題集を開始し、7月に発展的な問題集をやる。
- 物理:6月から基本的な問題集を開始し、7月に発展的な問題集をやる。
- 生物:5月中に一通り終わらせる。問題を解くのは7月から。
- 英語:毎日少しずつ進める。
- 日本史:4月中に一通り終わらせる。7月から細かい部分の暗記をする。
- 国語:月に一回程度、実戦模試を解く程度でいい。
また、「今日の計画」は毎日その日に立てます。例えば、4月のある日だと
- 英語:問題集の18~20と単語帳901~1500暗記
- 日本史:教科書P55~P80
- 数Ⅲ:残り全ての時間を費やす。できれば今日中に問題集の2章を終わらせたい。
というように計画を立てる。計画を立てるのはとても楽しいので
「今日の計画」は朝起きてすぐに立て、勉強するぞーというテンションを高めます。
そうすることでスムーズに勉強へと入ることができるのです。
次は「長期的計画」と「今日の計画」を立てるコツを説明したいと思います。
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