宅浪で医学部医学科に合格した管理人りゅうです。 医学部へ行きたいけどどういう勉強をすればいいか分からない、あるいは 勉強をしているけど結果が出ない人にアドバイスをしていく。
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個別試験の数学の大問一つで100点以上になる大学がいくつもある中で、
センター試験の5点、10点に踊らされるのは非常に馬鹿らしい。
そう思った僕は、受験を制するのはまず一にも二にも数学だ、と意気込み
ほとんど手付かずの数ⅢCから始めました。
『ニューアクションω数ⅢC』を使って勉強しました。
なぜこれを選んだのかというと、分厚く、様々なパターンの問題が収録されていると考えたからです。
数ⅠAⅡBに比べ数ⅢCは応用の問題よりも、解いたことがあるかないかで勝敗の決まるような
パターン問題が多いと思ったからです。
また、独学での勉強となるため、少しでも穴のないような対策がしたいと考えていたからでした。
しかし、この分厚い参考書を買うかどうかは迷いました。
なぜなら、分厚すぎて途中でリタイアしたときの弊害が大きすぎるということです。
もっと、初心者向けと謳った問題集に手を出す方がせめていいのではないかとも思いました。
しかし、僕なら『ニューアクションω』をやり切れるはずだ、と思いこれを選んだのです。
理由は、僕は昔から人の説明を理解するのが苦手だったからです。
伝聞でも、文章でも何かのルールを説明されても全く呑み込めないほど理解力に乏しいのです。
だから、スポーツもなんでも、説明より、実際にやってもらったのを見るほうが早い。
それを自分で解釈して、色々試行錯誤して自分なりの理解へと結びつけるということをしていました。
ですから、実況本だとか「誰でもわかる」とかそういう類の本でその著者の言うことを理解しようとするよりは、解答を見て、自分でこういうことではないかと理解を進めていく方が僕にはあっていると思ったのでした。
参考書の例題を読んだら、すぐ解法を見る。
解法をなぞりながら自分で考える。
こういうときはこの公式を使うんだな、とか
こういう風に式展開すると解けるなどというように自分なりの理解をしました。
そして、例題に対応する類題を解いてみる。
すると例題と同じようにして問題が解けるのです。
結局、数学オリンピックの問題でもない限り、数学的な発想というのはまやかしであり
受験数学では、パータンの暗記とパターンの照合、パータンの複合でほとんど解決するのです。
というか、それ以外の飛躍的な発想を要する問題などはほとんど誰も解けないし、解けなくていい。
多くの人が正解する問題を落とさなければそれでいいのです。
僕は『ニューアクションω』の例題で解法を覚え、類題で試す、というのを繰り返し、
一日に20~30例題ほどのスピードで消化していきました。
慣れてくると、「ああ、これは前の問題の応用だな」など、
巷で「数学的発想力」などと祭り上げられている能力を獲得することができます。
とにもかくにも、基本的な問題解法のパターンを覚えてしまうことです。
現に僕はもう数学は解けません。
これは基本的なパターンを忘れているからです。
もし、数学的発想なる普遍的能力があるなら僕は解けるはずです。
ただ、バカの一つ覚えに解法を丸暗記し続けるのは意味がないと思います。
なぜそのような解法を使うと思うのか、自分なりに考えてみることです。
ここでこの式変形は、この公式を無理やり使うためなんだな、とか
何でもいいから、自分で解法を読解しようと試みてください。
それが無理だというなら、予備校の先生に手取り足取り教えてもらったらよい。
自分の頭で考えたこともない解法が果たして使えるのかどうか疑問ではありますが…
5月になるとGWがあります。
もちろん、宅浪の自分は年中GWのようなものだったのですが
気分を変えるために、GW期間中だけ違うところで勉強することにしました。
そして、GW中に必ず終わらせるという勉強範囲を決めたのです。
というより、この時期、来る日も来る日も家で勉強していたので集中力がなくなっていました。
どこか自習室のような場所があれば・・・そんなことを考えていたので
偵察を兼ねて、久々の外出をすることにしたのでした。
まずは、近場の図書館に行きました。
しかし、図書館には「勉強お断り」の文字が書かれていました。
え?図書館って勉強できるんじゃないのかよ…
そう思いましたが、どうやらできないところはできないようです。
もう少し遠い図書館にも行きましたが、やはり「勉強お断り」の文字。
この国は無料で勉強するスペースすら貸し出してくれないのか?
そりゃ、若者の学力も低下するし、ホームレスだって再生不可能だ…
そんなことを考えながらトボトボ帰り、結局GWはマックで勉強することにしました。
当時の僕にはお小遣いなどなく、ほとんどお金を持っていませんでした。
GW中は大喧噪の中、100円で10時間ほど粘りましたが
毎日となるとさすがに気が引けるし、まずお金がもたない。
耳栓という防具のおかげで、喧噪から守られ、GW中に何があっても終わらせると誓ったところまでは勉強を終えることができましたが、
GWが終わってからどこで勉強するかという重要な課題は残ったままでした。
そんなとき、公民館で勉強できるかもしれないと思いつきました。
近場の公民館へ行ってみると、その公民館には図書室がありました。
しかし、またもや「勉強お断り」の文字が。
でも、公民館のスケジュールが埋まっていない日はほとんど誰もいないこの公民館、
さすがに使って良いだろうと、僕は「これは勉強じゃない、戦争だ」
そういいながら、図書室での戦いを始めたのです。
僕は、公民館の開館時間に合わせて、勉強しに行きました。
休憩がてら家に戻って昼食を取り、また公民館で20時ごろまで勉強します。
非常に有意義な時間が過ごせました。
僕はいつか、あの図書室に本をたくさん寄贈するつもりです。
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