僕の宅浪生活において、もう一つ重要なものがありました。
それは、
Z会です。
Z会とは通信添削を行う会社で、問題が収録された冊子を送られ、その解答を書いて
Z会に送ると添削されて解答が返却されます。
答案の添削だけでなく、解答の付録や、添削得点の自分の順位が分かります。
僕がなぜZ会をやろうと思ったかというと
一つ目は、
自分の答案の書き方にまずいところはないかを確認するためでした。
二つ目は、
宅浪という変化のない生活に変化をつけるためでした。
一ヶ月に二回というペースで添削を繰り返すことで、宅浪生活にメリハリを生じさせました。
三つ目は、
問題が解けるかどうか、あるいは順位を見ることによって今の自分の順位を知らせてくれるペースメーカーのような存在とするためでした。
四つ目は、
英語を向上させるためでした。
英語ではどうしても添削が不可欠であるため、精魂込めて仕上げた解答を添削してもらうという機会がほしかったのです。
さらに、僕の志望校には自由英作文が出題されるので、添削の意味はもっと重要でした。
国数英の添削問題の解答が同じ冊子で、物理・化学・生物の添削問題の解答がまた同じ冊子にまとめられていました。
僕は、英語、数学、物理を申し込みました。
化学はもともと得意であったことや、物理を申し込めば解答冊子に化学の問題と解答も載っているので、
特に添削してもらう必要もない科目ですから申し込みませんでした。
僕は、Z会をやるにあたって注意したことがあります。
それは、
Z会を溜めないことです。
溜めないように、
添削問題が送られてきたら3日以内には答案を仕上げ、Z会に提出しました。
添削結果とともに解答冊子が送られてきたら、自分の答案にケチがつけられている所を確認し
改善していきました。
もちろん、問題自体も良質でしたが、上述した4点がZ会をやる目的であったので
もう一度問題を解きなおしてみるというような復習方法は取りませんでした。
ですが、僕にとってZ会はとても意義のあるものでした。
二時間程度、
精魂込めて解答を書き上げるという行為自体で答案を仕上げる力が自然とついた気がします。
高いお金を出すわけですから、白紙の箇所を出すわけにもいかないので、どうにか考えて答案を
作るのです。
この作業が以外にも学力向上に貢献したのかもしれません。
添削も特に雑といった印象はなく、どの答案も一生懸命添削してくれているように感じました。
英語があるため、Z会でなくともどこかの通信添削に補助をお願いしたほうが良いと思います。
ただし、通信添削を溜めてしまうような人は申し込まない方がいいでしょう。
もちろん、そんな人が受験に合格できるわけはないと思いますが。
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