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宅浪で医学部!

宅浪で医学部医学科に合格した管理人りゅうです。 医学部へ行きたいけどどういう勉強をすればいいか分からない、あるいは 勉強をしているけど結果が出ない人にアドバイスをしていく。

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長期的計画のコツは多くの科目を同時進行させない!

「長期的計画」を立てるコツを説明したいと思います。
基本的に浪人生の場合、夏までが勝負だと思っています。
なぜなら、現役生は夏ごろから急激に成績を上げてきます。
つまり、夏以降どれだけがんばったとしても現役生の伸びには対抗できません。
夏までにどれだけ現役生より成績を上げられるかです。
あとは逃げ切って受験競争を勝ち抜くのがスタンダードです。

しかし、「じゃあ夏までに難しい問題集をいっぱい買って片っ端からやってやるぞ」と
なってしまうのは多くの浪人生が陥ってしまうなのです。

浪人生だから現役生よりできるわけありません。本当にそうなら現役で合格しています。
現役生より基本ができていないからこそ浪人しているわけです。
そこを勘違いして「俺は基本からやる必要なんてない。」などと言い切るのはおこがましい。
素直に基本的な事項から抑えていきましょう。
基本事項を完璧に抑えることができれば、普通の医学部医学科であれば
十分に合格圏に届きます。
東大、京大やその他少し問題が難しい大学についてもまずは基本の理解が必要です。

夏までには個別試験の受験科目である数学ⅢCⅡBⅠAや物理、化学、生物などの
基本的な範囲を一通りは終わらせることが目標となります。
この状態で夏の模試を受けてほしいのです。
そうなるように計画を立ててほしいのですが、注意点があります。

それは、あまり多くの科目を同時進行させないことです。
たとえば、数学、化学、物理を毎日少しずつ進めるのではなくて
数学が一通り終わったら、化学へ。化学が一通り終わったら、物理へ、というように一気に一つの教科を終わらせた方が効率がいいでしょう。
なぜなら、毎日少しずつ進めても全く進んでいる気がしないのです。
そのためやる気が全く出ません。
また、人間はすぐ忘れます。一日2時間ずつ、数学、物理、化学を進めるような進み方だと
一週間後にはその内容はほとんど覚えていないでしょう。
二週間くらいずっと数学をやっていれば、脳が数学に順応して
一週間たったとしてもそこまで忘れていません。(これは僕の経験則ですが・・・)
それに、ぐんぐん進むのでなんだかすごい勉強ができている気がしてやる気が出るのです。

一旦、数学という範囲を一通り終わらせてしまえば、あとは一日に1時間数学をやるだけの
メンテナンスで数学力を維持できます。
受験勉強のポイントはちびちび進めず、一気に終わらすのがコツなのです。

つまり、計画としては、たとえば
3月数ⅢC
4月数ⅢC
5月数ⅢC数B
6月上旬化学
6月下旬物理
7月数Ⅱ、数A
というような感じになります。この科目以外を全くやらないわけではありません。
上の場合で言えば、6月は理科ですが、3月~5月で終わらした数ⅢCなどは
一日2時間くらいは時間を取って、忘れないように維持する必要があります。
このときは数ⅢCは発展的な問題集を解きましょう。

一度に多くの科目を同時進行させず、一つの科目をやり切って次に移るのがコツだとお伝えしましたが、例外があります。

それは英語と国語です。
この二教科は一気にやったからと言って実力が目に見えて上昇するわけでもなく
時間対効果の薄い教科です。
今までの学習の積み重ねが生きる教科です。
今まで真面目に勉強してこなかったみなさん(僕もそうでした)は
この二教科は得意ではないと思います。
僕は一時期、英語の偏差値が45でした。(こんなやつが医学部を目指したから驚きです!)
この二科目に時間をかけるのはあまりよくないですが
医学部医学科の場合、英語は結構重要でもあります。
ですので、毎日2時間程度、英語だけはちびちび進めるのが一番時間対効果の良い方法だと思います。
国語に関してはほとんどの場合、センター試験でしか受ける必要のない科目ですので
150程度取れるなら夏までは無対策でいいでしょう。
140切るのが普通の場合は、140は絶対に切らないところまでは努力で持っていけますので
後々の国語の勉強法を参考にしていただきたい。
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「今日の計画」を立てるコツ

「今日の計画」の立て方のコツですが
毎日少しずつ進めるような科目は一日の最初に終わらせてしまいましょう。
最後に持ってくると、結局できずに次の日に持ち越すと借金のようになってしまいます。
ですから、まず最初に毎日少しずつ進める科目をやって、残りの時間をその時期に主にやってる科目に費やしましょう。

計画は半分進めばいいほうだとよく言われますが全くその通りで
計画通りにはいきません。
それなら最初から少しきつめに計画を立ててみるのもいいかもしれません。
そっちのほうが自分も焦って勉強するし、計画通りにはいかなくとも
勉強は意外と進んでいるなんてことになるかもしれませんからね。

ただし、目的は計画を遂行することではなくて
勉強した内容を定着させることです。
計画通りに行かせるために雑な勉強をするのは本末転倒です。
質のいい勉強をすることを心がけましょう。
少々勉強が計画通りにいかないくらい当然ですので。

用法、用量を守って正しく模試を受けよう

受験生なら誰しも模試を受けると思います。
しかし、模試は一長一短、その用法と用量を間違えると危険です。

一体どういうことかというと、試には受けないほうがまだましだと言えるような弊害が存在するのです。
まず、模試の結果に一喜一憂すること
これは良くても勉強がたるんでしまいますし、悪くてもへこんで勉強する気が起きなくなります。
こんなことになったらまだ模試を受けないほうがマシです。
模試はあくまで模試。本番に一切関係のないものです。そこで良かろうが悪かろうが
本番で結果を残すことが全てです。
そして、「模試のための」勉強をしてしまうこと
志望校にはほとんど出ないような範囲の問題を模試に出るからと言って一生懸命勉強するのは合格からどんどん遠ざけてしまいます。

また、模試はたいてい一日、長いと二日に分かれてあります。つまり模試のために
一日以上潰してしまうのです。しかも、模試が終わると疲れて帰ってきて勉強する気は起きませんし、模試を受けた日くらいちょっと休憩したいものです。
そうすると、模試を受ける行為自体で勉強時間をどんどん消費しているのです。

では、模試は受けない方がいいのかというとそういうわけではありません。
正しく活用できれば、いいことがたくさんあります。

模試を受ける価値は、模試を受けた後にあります。
模試の結果は様々なことを教えてくれます。
中でも重要なのは、自分の目標までの距離と、自分の苦手範囲です。

自分の目標までの距離」は、勉強方針の修正に関わってきます。
結果が良い科目は自分の勉強がうまくいってるということなので
そのまま順調に成績を伸ばしていきましょう。
悪い科目については、なぜその結果になったのか分析しましょう。
それをもとに今後どのように勉強方針を変えるのかを考えるのです。
独りよがりの宅浪勉強に客観的な立場から意見してくれるのが模試の役割です。
決して、合格を保障したり、不合格を予想するものではありません。

そして、「自分の苦手範囲」を知らせてくれるところがかなり大きいメリットです。
この苦手範囲は単に、たとえば「数列」が苦手というような漠然としたものではありません。
同じ「数列」の問題の中でもいくつも種類があるので、
自分はこのパターンの数列に弱いんだな、と分かることが大切なのです。
そして、もし、その範囲が志望大学で良く出る箇所なら要対策です。
できるならそのパターンの問題を20問は解きましょう。
20問解くと、むしろそのパターンの問題が出てくれた方が解けるということになります(笑)
志望校に良く出る箇所であれば、「数列」自体をもう一度やり直してもいいかもしれません。
このようにして、苦手範囲を得意範囲に変えていく作業こそが受験勉強のもっとも効率のいいやり方なんです!
そして、なぜか多くの受験生がこの作業をやらないんです。不思議!
苦手だと分かっていて放置する人ばかり。そんなのではいつまでたっても解けません。
受験勉強は膨大な範囲ですので、せめてできなかった範囲くらいは解けるようになりましょう。
女の子は真面目なので、できなかった問題をチョキチョキとはさみで切ってノートに貼って・・・とやると思いますが、悪いとはいいませんが
それと全く同じ問題はもう二度と出ないよ?と言いたい。
それよりも、同じ種類の問題をできるだけ多く解くほうが何百倍重要だと言いたいんです。
苦手範囲の問題はノートじゃなくて頭に記録しましょう!
模試の「復習」といいますが、この復習という意味は、模試の同じ問題が解けるようになることではなく、同じ種類の問題が解けるようになることなんですよ。
そういう意味できちんと模試の「復習」ができてる人はかなり少ないと思います・・・

以上、模試の受けるメリット・デメリットを説明しましたが、これらのメリットを享受するには、模試はある程度勉強が完成してから受けなければいけません。
まだまともに範囲も終わっていないうちから模試を受けるのは時間の無駄ということです。現役生だと学校が模試を強制すると思いますが、範囲が終わっていなければ受ける価値なし、時間の無駄です。

そして、バカみたいにたくさんの模試を受ける人がいますが、それも考えた方がいいでしょう。多くの情報があったほうが確かにいいですが、その模試をきちんと復習できるのか?
模試を受けるのにも時間とお金がかかります。その辺をよく考えて受けてください。
今回は受験の肝といえる部分を書いたので赤字が多くなりました^^

次ページでは僕の模試プランについて参考までに紹介したいと思います。

数学の失敗と成功の種

僕の勉強計画は、非常に大胆でした。
夏までの勉強時間のほとんどを数学に費やすと決めていたからです。
それも、ほぼ数ⅢCに。
4月の数学の勉強を紹介したいと思いますが、その前に僕の現役時代について少し紹介したいと思います。

現役時代、僕はある大学の理学部を受験しました。
もともと医学部を目指していましたが、センター試験であえなく理学部に照準を変えたのでした。
これは、僕が将来の夢に対して、医学部でなくとも理学部を卒業すればよかったからです。
浪人してもいけるかどうか分からない医学部よりも、今行けそうな理学部に飛びついたのでした
センター試験の判定ではA判定(合格率80%以上)なので合格するだろうとタカをくくっていました。しかし、見事に不合格、その原因は数学にありました

他の科目は、出来はよくありませんでしたが、理学部の水準としてはまずまずでした。
問題は数学。なにしろセンター試験の勉強ばかりやっていたせいで数学ⅢCはほとんど手付かずでした。
それでも、5問のうち2問完答すれば合格というレベル。
過去問では、ギリギリ2問は完答していました。
5問の中で自分なら解ける問題を死にもの狂いで2問見つけることができたからでした

しかし、いざ本番、僕は何を思ったか第一問から手を付け始めたのでした。
緊張を解こうと思ったのかもしれません。
しかし、これがドツボの始まりでした
第一問目にかなり時間を使った割に完答できず、第二問に移りました。
そして、第三問、第四問と愚かにも順番通りやってしまったのです。
そして、第五問に差し掛かった時、残り20分でした。
この第五問は数Bの問題であり、僕が解かなければならない問題でした。
僕は、時間さえあれば解けたその問題を時間切れで答えに行きつかず試験を終えたのでした。

得点開示すると、合格にはあと50点必要でした。
あの問題が解けていれば届いたことになります。

しかし、医学部に通う今となってみればあの時の僕に拍手を送りたい。
あの時、アホなことをしたおかげで今医学部に通うことができている。
失敗はその時は失敗に思えても、後から考えるとそれはむしろ良かったと思えることはたくさんあります。
それは、その失敗をまず失敗と認め、改善しようと努力し、
もしあの時失敗しなかった人生と、今の人生を比べ、今の人生の方が良いと思えればそれは失敗に意味があったといえます
失敗は成功の種とはまさにこのことです。

もちろん、僕はあの後、反省しました。
試験で大切なのは、まず問題を見渡し解けそうな問題を見抜くことが大切だとか、
計算力は最後の最後、勝敗を分けるとか、いろいろありますが
最も反省したことは、そんなささいなことではありませんでした。

行き当たりばったりの無計画性、勢いとプライドだけ一人前の能無し。
自分の人生に真摯に向き合おうとすらしてこなかった自分。
そのくせ、自分はどこか特別だ、何かを成せると他人を見下す態度。

あの試験のあと考えていたのはそんな反省でした。
今まで俺はボーっとただ生きていたけど、それじゃだめだ。
自分で自分を把握し、目標を見定め、目標までの道のりをしっかりと自分で考え、行動しなければならない!
そうじゃなきゃ、仮に試験を突破しても同じことだ!と思ったのです。
そこから、浪人したら宅浪だ、というぼんやりした考えが急に輪郭を帯びてきたのでした。
今まで考えたこともなかった「目標のためには何をすべきか」という問題に取り掛かりました。
僕の人生で初めて脳みそを使い始めた瞬間でした。

勉強の時間について

勉強時間に関して、一日10時間勉強することを目標にしているような人がいますが
全く意味のない目標であると思います。
なぜなら、何もせずボーっと座っていても10時間は経つからです。
さらに、仮に10時間勉強したとしても受かるという根拠が全くないからです。
目標にすべきは、自分の頭にどれだけ知識を詰め込んだか、ということです。

また「受験は効率だ!」といって、効率ばかり追い求め、一日数時間しか勉強しないような人がいます。
もちろん、記憶力、理解力がよくそれで十分な人も中にはいるでしょうが、それは例外です。
前述に矛盾するように思えるかもしれませんが、受験で最も大切なのは「勉強時間」です。
例えば、自宅から駅まで20分の道のりを自転車で通うとします。
5分家を出るのが遅くて、15分でその道のりを走り、遅れた5分を取り戻すのってかなりしんどいですよね。
逆に5分早めに家を出れば、悠々と駅まで行けるでしょう。

これは勉強においても同じです。いくら効率がよくても、結局勉強時間には敵わないのです。
ですから、一分一秒でも多く勉強するのが理想なのです。

そして、勉強の時間帯についてですが、一般には朝勉強した方がいいと言われています。
しかし、僕はいつ勉強しても構わないと思います。
僕の場合、朝が大変苦手なので、無理に朝早くおきて勉強しても眠いのであまり集中できません。
なので、「心いくまで寝て、起きてから眠くなるまで勉強する」というのが僕の勉強スタイルでした。
宅浪始めは、母親に宅浪をやってもうまくいくとアピールするため早寝早起きをしていましたが
母親を納得させてからは、だいたい深夜4時に寝て朝12時過ぎに起きて勉強するというサイクルでした。
試験一ヶ月前くらいから徐々に朝型の勉強スタイルに変化させましたが、基本的には夜型の勉強スタイルでした。
深夜になると家の中も外も無音で僕が最も勉強に集中できる時間帯でした。

多くの勉強指南書では朝型の勉強を勧めていますが、鵜呑みにする必要はありません。
というより指南書なんてものは(僕の記事にしても)鵜呑みにしてはいけません。
大切なことは、まず指南書通りやってみて、どうだったか、それが自分に合うのか、ということを自分で考え、取り入れるか、他の方法を試すか決めるということなんです。
指南書は、試行錯誤するときのあくまで「参考」に過ぎないのです。
これは勉強だけに限らないと思います。自分で考えること、これに勝る指南書はありません。

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